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世界エイズデー 2018

2018-12-01ニュース

              

          



世界エイズデーは、世界規模でのエイズ蔓延の防止、エイズ患者やHIV感染者に対する差別・偏見の解消を目的として、1988年に世界保健機関により定められた国際記念日で、毎年12月1日が世界エイズデーとされています。

HIV/エイズに関する取組は、ひきつづき、大きな転換期となっていることには違いあり
ません。

治療法の進歩によりHIV陽性者の予後が改善された結果、HIV陽性者は感染の早期把握、
治療の早期開始・継続によりエイズの発症を防ぐことができ、HIVに感染していない人と
同等の生活を送ることが期待できるようになりました。
また、治療を継続して体内のウイルス量が減少すれば、HIVに感染している人から他への
感染リスクが大きく低下することも確認されています。
つまり、治療の進歩でHIV陽性者の生活は大きく変わり、HIV感染の予防にもその進
歩に支えられた様々な選択肢が用意されるようになりました。

しかし、現状はそうした変化が正確な情報として十分に伝わっているとは言えず、HIV/
エイズについては、原因不明で有効な治療法が無く死に至る病であった時代の認識にとどま
っている場合が少なくありません。
そのことがHIV感染を心配する人たちを検査や治療から遠ざけ、また、差別や偏見を招く
要因の一つになっているとも言われています。

HIV感染の早期発見・早期治療によるHIV/エイズのまん延防止のため、検査と治療に
関する知識の更新に焦点を当て、進歩するエイズ治療の現在とHIV検査の重要性を伝えて
いくとともに、正しい知識を普及し、HIV検査の受検を促進することで、いち早く治療に
つながりますように。


そして、更に上のステージである、HIVをかかえつつ生きる時間の質をあげることこそが
目指される時にきています。
人として当然ともいえる権利(人間らしい生活や自分らしい生活を送り、人生に幸福を見出
す)ということを尺度としてとらえるクォリティオブライフという概念があります。

QOLとは、身心の健康、良好な人間関係、やりがいのある仕事、快適な住環境、十分な教育、
レクリエーション活動、レジャーなど様々な観点から計られる《幸福》のこと。
そして、QOLの質はおのずとクォリティオブデス(死の質)につながります。

生きていくのにそれらがとても重要なのは、HIV/エイズであってもなくても等しく同様
なのです。